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母親の誕生日。

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 今年の誕生日は、父親が入院していることもあり母親ひとりでの誕生日を迎えることになった。毎年欠かさず妻が花を送ってくれる。今回は食料品も送ろうかと考えたのであるが、荷物が届くと同時にあちこちにしまい込んでしまうこともあり、花束だけにした。父親からは一度電話があったが、弟の家族が「おばぁちゃん内に泊まりにおいで」という関係になっていないのはなぜか?と、逆に私から質問した。こうなるのは(母親が一人になる状況)もう3回目、なぜ弟と話していないのか?同じことを繰り返すのか?答えも理由もおおよそ想像がついているのだが、そう伝えた。いつものように、父親はお茶をにごしたのでそのままつっこむのはやめた。いつ退院できそうなのかも聞かなかった。
 誕生日の翌日、母親に電話をした。携帯は電源が入っていない。おそらくしまい込んだまま電池がなくなったのだろう。アレクサの呼びかけ機能もラインオフ。自宅の電話に数回かけるが誰も出ない。連絡が取れないのはこれまでも何度かあったので会話ができないまま母親の誕生日は終わった。
 昨年は何かあればすぐ帰省していたが、経済的にも早々できることではない。誰も我々の交通費負担に対して当然だが補填してくれるわけもなく、何よりも仕事に支障が出る、ミスが多くなる。近くにいる人にシフトしたいのだがそれも一向に進まない。
 「長いお別れ」という映画の中で認知症の親が亡くなった時に、医者が娘さんに「長いお別れでしたね。」というシーンがあるがその「長い」という意味がようやく分かってきた。認知症がある程度進んで何をやっても(こっちが勝手に思っている)リアクションが亡くなった時から「お別れ」が始まるのではないだろうか?認知症の介護でご苦労されている方からみると「離れているから何もわからないくせに」と、お叱りを受けるかもしれないが、ある程度のこれから起こりうることを受け止めていかなければならない状況にあることだけは覚悟していようと思う。できることしかできないのだから。

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by groupf | 2020-03-02 16:30 | Trackback | Comments(0)

母親の認知症を取り巻く家族の記録。


by groupf
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